お知らせ

奈良市国際交流出前講座「ポーランドの食文化とCooking」を開催しました

令和781日に奈良市国際交流出前講座『ポーランドの食文化とCooking』を開催、21名が参加しました。

奈良女子大学に通うポーランド出身のパトリツィア・ナレヴァイコさんを講師に迎え、ポーランドの食文化についてのお話を伺った後、実際にポーランド料理を作ってみました。

1時間目:ポーランドの食文化についての講義

ポーランドでは、長い冬に備えるために発酵・燻製食品が多いこと、スープ文化が豊かで種類も多様にあること、イースターやクリスマスなどのキリスト教の祝日には特別な料理を準備して家族の団らんや信仰の時間を大切にしていることなど、日本とは違った食文化についての興味深いお話を伺いました。

また、今ではポーランドの主食の一つである「じゃがいも」の歴史についても紹介してくれました。じゃがいもは、最初は王室の庭園で観賞用に栽培されていたのが、後の時代に一般の人々の間で人気が高まり、19世紀には国民の主食となり、20世紀にはポーランドはヨーロッパでも有数のじゃがいも生産国になったそうです。

ポーランドの食文化や歴史について、スライドを見ながら楽しく学ぶことができました。

2時間目:料理教室「じゃがいものパンケーキとフルーツのコンポート」

ポーランドではよく食べられるというじゃがいものパンケーキを作りました。塩コショウで味付けします。そしてフルーツのコンポートは、リンゴとベリーをことこと煮込んで作ります。フルーツのコンポートはどんな果物で作っても美味しいそうです。手軽に作ることができて美味しいポーランド料理を体験しました。

今回は、講座と料理体験を通じてポーランドの食文化に触れる貴重な機会となりました。参加者からは「ポーランド料理の歴史の変遷がとても面白かった」「昔、物語で読んだじゃがいもパンケーキの味を知って驚いた」といった声が寄せられ、好評をいただきました。今後も、異文化理解を促進するような体験型のイベントを継続的に企画してまいります。

講師を担当してくださったパトリツィア・ナレヴァイコさん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。