お知らせ

令和5年度 第1回奈良市国際交流出前講座を開催しました

■開催日:7月13日、14

■開催場所:青和小学校

■参加者:3年生78人、4年生87


奈良総合ビジネス専門学校のナンダー・リンさんが、4年生児童に向けてミャンマーの文化・観光・挨拶などについて紹介してくれました。

まず初めに世界地図を用いながらミャンマーの場所について紹介されました。日本からミャンマーまで飛行機で8時間もかかることから、アジアの国でも遠い国であることの実感が湧いたようでした。暑い地域ならではの涼しげな民族衣装・ロンジーが日常的に着られており、男性はパソー、女性はタイメンという名の民族衣装があり、小学生もロンジーのような制服を着用するなど服装からもミャンマーの特色ある文化を感じられたようです。特に児童の皆さんの関心が高かったのは、ミャンマーの正月である4月に開催される伝統の『水祭り(ティンジャン)』でした。街中で市民が水を掛け合う躍動感ある光景の写真が紹介されました。「今年起こった全ての悪いことを洗い流し、新年を迎える」という大切な意味のあるこのお祭りを児童は驚きをもって眺めていました。

お勧めの観光地としてバガンが紹介され、空にいくつもの気球が浮かび、その下に歴史都市ならではの仏教寺院が数多く立ち並ぶ光景の写真を見た児童は「うわー、きれい」と口々に感想を漏らしていました。講座の最後にはミャンマー語での日常挨拶を全員で口に出しながら学び、難しい発音をすっかり覚えてしまった児童もいました。数々のきれいな風景写真の紹介やクイズなど楽しいミャンマー講座になりました。

講座風景(ミャンマー)


奈良総合ビジネス専門学校のラヴィンドゥさんとニプニさんが、3年生児童に向けてスリランカの文化・食べ物・挨拶などについて紹介してくれました。

スリランカには町中にたくさんの寺院があり、山麓地帯には茶畑が広がっている風景紹介から始まり、「奈良と似ている」と共通点を見出した児童もいました。野生の象が生息する地域が多いという特色にも児童は驚き、毎年8月初旬に開催される夜のお祭り行列の紹介では、人と一緒に何頭もの象が列をなして歩く様子の写真に、「すごい。見に行ってみたい」と興味津々でした。スリランカで最も有名なものの一つにセイロンティーがあり、児童の多くが聞いたことがあると反応し、留学生講師が普段レモンとショウガを入れて飲んでいると紹介すると「美味しそう」と声を上げていました。児童の目を一際奪ったのは、スリランカで採れるルビーやサファイヤなどの宝石の数々の写真でした。宝石採掘の現場の様子紹介もあり、採掘員が肩まで泥に浸かりながら原石を探している光景はとても印象に残ったようでした。その他、シーギリヤロックという世界遺産の巨大岩の動画紹介やクリケットやバレーといった人気スポーツの紹介など、スリランカの知らないことが目白押しの授業となりました。最後に公用語のシンハラ語での挨拶を習い、あっという間に楽しくスリランカ講座が終わりました。

講座風景(スリランカ)


ミャンマー講座を担当してくださったナンダー・リンさん、スリランカ講座を担当してくださったラヴィンドゥさんとニプニさん、そして青和小学校の3年生、4年生の児童の皆さん、ありがとうございました。